ご挨拶


日頃より鎌倉紅谷をご愛顧賜り心より感謝申し上げます。

鎌倉紅谷はおかげさまで創業70周年を迎えました。お客様の長年にわたるご愛顧に改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

鎌倉紅谷といたしましては今まで以上に「菓子屋にできること」を日々一つひとつ丁寧に積み重ねてまいります。

70周年のテーマは『原点回帰から未来へ』です。

このテーマには「自分たちの原点を今一度確認することによって、鎌倉紅谷で働く仲間たち全員でよりよい未来を描き、共に向かって行こう」という意味が込められています。

私たちにとって「原点」とは経営理念「常においしさを追求しつづける」「心を込めたお菓子とサービスで笑顔としあわせをつくる」であり、これらはつまり創業原点/創業理念でもあります。

時代の節目は、こうした自らの「原点」を見つめ直し、それに対する自分たちの現在地を確認し直す大変貴重な機会となります。

こうした機会を活かさずにただ勢いだけで前に進んでしまっていると、もしかするとほんの少しのズレによって目指すべき未来から大きく外れた道を進んでしまうことになるかもしれません。

惰性になってしまったり、目的に関心を向けることなく、「ただ言われたから歩いているだけ」になってしまうかもしれません。

それでは未来や目標に向けて「進んでいる」ではなく「さまよっている」になってしまいます。

働く仲間たちと共によりよい未来を描き、正しい道を進み、お客様に喜んでいただくためにも、こうした節目の機会に原点回帰するということはとても大切なことです。
そうした思いからこの言葉は生まれました。

そしてまさに今の時代のように、どこか不安で、心が疲れて気持ちが追いつかなくなるようなことが多い日々にこそ、この『原点回帰から未来へ』という言葉の持つ意味や信念は大切な意味を持つのだと信じています。

「菓子屋にできること」。

それは、おいしいお菓子をつくり、大切に包み、丁寧にご提供するということの繰り返しで、これらは本当に些細なことかも知れません。しかしこれらを繰り返し、積み重ねていくことで、少しでもお客様の笑顔としあわせへの貢献をし、ひとりでも多くのお客様に喜んでいただけたら、私たちにとってそれほど嬉しいことはありません。
「菓子屋でよかった」と思える瞬間であり、お客様に感謝する瞬間です。

原点回帰から始まる鎌倉紅谷の新しい未来をぜひ楽しみにしていただけましたら幸いです。

代表取締役
有井宏太郎

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